プオロロロロロログ

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そしてアルビノ体質にように白い肌 要するに俺だ だが、口調は違う 俺ではない俺なのだ そして俺はある集団を追いかけてる 村人のような格好をした者 鎧を纏った騎士 無駄に豪華な衣装を着た豚 様々な生物が俺から逃げてる いや、夢の中の俺か シオン「ねぇ、待ってよ!」 村人「く、来るな!化け物め!」 刹那【化け物か…】 この夢は何なんだよ… いや、この手の夢は何なんだよ… 実はこれ以外にも俺ではない俺の夢を見てる 全てバッドエンドだがな シオン「だ~か~ら~、待ってて!」 一気にスピードを上げ、集団に近づく 豚「ひっ!ば、化け物!」 シオン「化け物じゃないよ。僕にはシオン・ナイトロードって名前があるんだから」 自己紹介のように喋る 名前は同じだが、性が違う この俺ではない俺はきっと…、ーーーーーーの俺の記憶… いや、そんな事は無いか… というか、有り得ない。実際に俺自身も故意的にやったが、無理だったのだから… 騎士「黙れ!貴様がアリス王女を殺したんだ!!アリス様を返せ!」 シオン「殺す訳ないじゃん!僕の彼女?いや、奥さん?兎に角!僕がアリスを殺す訳がない!」 コイツはアリスか… 村人「お、オラは見たんだべ!きれーな姉ちゃんがアンタに触った瞬間、砂になったのお!」 刹那【この夢が意味するのは何なんだ…    胸糞悪い記夢を延々と見せられて…】 これで何回目だ 俺が『エラー』として覚醒した後、見るようになったこの夢…… そう考えてる間にも俺ではない俺が人に触れる すると… シオン「えっ?嘘…」 触れられた人は砂になった 騎士「ば、化け物だ…。やっぱり化け物なんだ!」 恐怖で逃げられない人は腰が砕け、地面に座る 一部の強者は武器を捨て、動けない人を見捨て、そして自身のプライドを捨て、その場から逃げる 豚「や、やっぱりお前なんだな!私の娘をその力で殺したんだ!」 シオン「僕がアリスを…。あ、あぁ…」 膝をつき、ポロポロと涙を流す シオン「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!」 そして壊れた 全てが シオン「僕は…、ただ、人に触れたかったんだ…    人に触れたかっただけな”の”に”!!」 豚「ふ、ふんっ!貴様が当たり前の事を言うな!貴様は存在してるだけで罪なのだ!」 存在してるだけで罪… その言葉は夢のシオンの頭に響き渡った
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