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シオン「存在してるだけでも罪存在してるだけでも罪存在してるだけでも罪…」
何度も同じ言葉を繰り返す
機械のように繰り返す
シオン「僕は存在してるだけでも罪なのか…
アハハハハハハハハハハハハハ!!!」
狂ったように笑いだす
次の瞬間、座り込んでる人の何人かの首が吹き飛んだ
豚「ひ、ひぃっ!お、お前!こ、殺したのか!?そうなんだな!こ、この人殺し!」
そう言うと夢の俺はニタァと薄気味悪い笑みを浮かべる
シオン「犯罪~?なんで?僕は存在してるだけでも罪なんでしょ?
なら、殺してもイインダヨネ?」
その姿に恐怖した
普通なら気絶するだろう
だが、夢の中の俺は気絶すら許さなかった
そして、ゆっくりよ首が斬れてく
シオン「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!
タノシイナ!!!」
既に壊れた心
その壊れた心が全てを壊すように夢の俺に囁く
そして夢の俺は全てを壊した
世界も、思い出も、何もかも
全てを壊した俺は思う
寂しい…、と
寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
一人は嫌だ 一人は…
僕を…
僕を一人にしないでよおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!
刹那「はっ!」
俺の意識は覚醒した
また悪夢か…
この手の夢は悪夢しかないのかよ…
此処で自身の状態確認する
刹那「汗でベトベトだ…」
『初期化』で汗や臭い、ソファーに付いたシミを消す
この能力は名前のまんま、一番最初の状態に戻す
今回はソファーとしての状態の最初にしたので、素材ごとに分解される事は無い
ガチャ
ルシファーが入ってきた
刹那「何の用だ、ルシファー」
ルシ「別に。それよりお前、あんな事を言って良かったのかよ」
俺はルシファーの質問に思わず黙ってしまった
それは…
ルシ「まあ、お前が言った事だから俺は何も言わねぇけどさ…
で、その遺産の能力は何だったんだ?」
机にある羽ペンを指差し、言う
刹那「ああ、コイツは『不明確』」
不明確【不明確だ。宜しく頼む】
羽ペンの癖に自己紹介をする
刹那「で、能力の方だが、出来事や人物、物を不明確にする能力だ」
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