prologue 部室の人達

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「で、どうゆうことなのか説明してよ」 「ああ、心して聞くといい。一個五百円もしたプリンが冷蔵庫から消えていたんだ。これは事件だ!犯人を搾り出し、体液搾り取って報復してやるのさ!」 「相変わらず好きねえ。まさに糖分の鬼」 そう、僕こと狭山真汰は周囲がリアルに飛び退いてドン引くほどの甘党なのだ。コンビニスイーツを買い占めたりしたこともある。 「犯人は部室のメンバーであることに間違いはないね。こんなとこ近づこうとする一般生徒見たことないし」 旧校舎の端の端に位置する部室は、正直埃っぽくて来れたもんじゃない。部屋の中は必死の清掃で見事劇的ビフォーアフターを遂げたんだけどね。 その時、部室の扉が開かれ銀髪碧眼、顔立ちも整った男が入ってきた。
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