恋人魚
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だから、僕は砂に膝をついて彼女の真上から見下ろした。 整った彼女の顔は無表情で、眠っているようにも見える。 そっと彼女の髪に手をのばす。 一撫で。 そして一櫛。 黒髪は冷たくて、何故だかとてもやるせない気持ちになった。 僕は彼女の力無い手を取って握り締める。 切なくて、切なくて、何処か苦しくなる。
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