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「紗夜香さーん。ランチいきません?」
「あ、いいよー。」
仕事がひと段落して、ちょうどお昼が近づいていたので、後輩の瑠美ちゃんとランチに行くことに。
最近オフィスの近くにできたおしゃれなカフェ。
こんなことにおしゃれなカフェなんて、さすが都会だなあと思いながらパスタの料理を注文した。
「紗夜香さん、大丈夫ですかぁ?」
ごはんを食べている最中に突然言われた。天然だからってこれはキツい。
思わずパスタを鼻から出すところだった。
「まあ、まあね。別に好きじゃなかったから…お金はきつかったけど。」
「あたしなら耐えられないです!許せない!」
そんなことを言ったってもう逃げちゃったもんは仕方ない。
探しても惨めになるだけだし。
「まあ、別に今じゃなくてもよかったしね」
また意地を張ってしまった。
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