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「よーし。織田の慰労会だ!」
「いや、あの…」
そんな大きな声で言わないでほしい。そこまで肝っ玉座ってない。
「織田さん!いいからいいから!」
「あ、うん。」
後輩に背中を押され、ちょうど仕事の終わって今日暇だった6人で駅周辺の居酒屋に向かった。
座敷の席に案内され、各々が好きなものを頼んでいった。
「とりあえず、生で。」
学生時代は「いつかは言ってみたい」なんて、言ってたけど、29にもなったらビールが美味しく感じてしまった。
可愛らしく「カシオレ」なんて言う気持ちもなかった。
それに、生と言った私に、周りもなにも気にしない。
特に今日は気にしないことに決めた。せっかく飲み会を開いてくれたんだから、目一杯飲んでやろう。
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