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スタンドを点けてくれと言われて、ぼくは言うとおりにした。
日もかげって薄暗かった居間が、柔らかい光でほんのり明るくなる。
恥じらいながらも脚を広げてぼくを誘う美津。
馴染みのない、気味の悪い高揚感につられ、胸の動悸は早さを増す。
「先輩のこと、気になってたんです」
ぽつりと美津が言った。
ぼくは頭の中を朦朧とさせたまま、美津の傍らに座った。両膝の間から割り込み、顔を近づける。
病的に白く、整った美津の顔は何の感情も浮かべてはいない。
潤んだ瞳は、別として。
再び美津の胸に口づける一方で、右手で腹部の下、淡い茂みに指先を埋めた。
ぬるりとした感触とくちゃりという音に理性を吹き飛ばされそうになったぼくの前で、美津が甘く呻いた。
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