5人が本棚に入れています
本棚に追加
雪人さんが帰って来たら、お昼ご飯です
ご飯が終われば、片付けをしてお茶を持って雪人さんの部屋へ
「もう慣れた?」
雪人さんの前にお茶を置けば、そう声をかけてきました
読んでいた本からゆっくりと視線を私へとむけます
「はい。この町の皆さんとても親切なので。」
心からそう思うので、自然と笑みがこぼれます
「そう。良かった。」
雪人さんはそう言って、また本を読み始めます
「…今日の夕飯は何が良いですか?」
本を読むのに集中しているので、答えてくれないかもしれませんが、気遣ってくれたお礼をしたいです
「…………煮物が良い」
小さくポツリと答えてくれました
「フフッ… それではタケノコの煮物にしますね。」
答えてくれた事が何だか嬉しくて笑ってしまいました
最初のコメントを投稿しよう!