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それからは、無言。
あんなに永く感じた空間は、気のせいだったようなほど、秒殺で過ぎた
四課についた瞬間
これ以上、他に何もない俺は黙って踵をかえした
「あ、ナリ。ちょうど」
背後から、国見の声が聞こえる
今にも血管、ぶちギレそうになるのをおさえて
あーそう
そう、なんだ
アイツが四六時中、俺の目の届く場所にもういないのかと思ったら
無性に腹がたってきた
なんだ。
――なんでだ、
なんで、こーなってる
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