6800人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
そんなこと考えてたら、まさかのビンゴ。
って、こんなの当たってもなんもうれしかねーわ!!
美紗緒の異動日当日。
もう、そんなことあんのか?って、軽いショックで言葉も出てこない
俺って、お前にとって、なに?
上司としても、男としても
そんなに信用ないわけ
一日、ガサゴソと作業をして、今は引き継ぐ業務もないから
淡々と荷物を段ボールにつめているのを見たら、
無償に情けなくなってきた
「――あの」
夕方。
デスクトップ越しに、美紗緒の声が聞こえてきた
見上げたら、気まずそうな顔をした美紗緒がこっちを見ていて
まるで、俺を哀れんでるようなその目が、怖くて
真っ直ぐに見れない
最初のコメントを投稿しよう!