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時は過ぎ、昼休み お坊っちゃま学園で自炊出来る者など数少なく、半数以上が寮に備えられたハイテクキッチンを使うことなく卒業していく この3人+1人も例に洩れず生徒の利用する食堂へと向かう 言わずもがな、転校生ご一行だ 食堂に近づくにつれ、人の数と罵声の大きさが増す その中を平然と歩く転校生は 「なんかごめんね、僕たちのせいで」 と申し訳なさそうに謝る西沢と倉本に 「2人が謝る必要はないだろ。悪いのはあいつらなんだから」 と罵声が増すのを気にした様子なく歩き続ける 食堂に着いても罵声は止まず、生徒会が来るまでうるさいままだった 生徒会が入って来ると、忽ち食堂は歓声に包まれた 「転校生は何処だ」 と聞く会長に答えるように喧騒中を真っ直ぐに歩いて行く副会長 食堂はまるでその様子を見守るかのように静かになっていく 転校生の元まで行くと 「こちらが本日転校してきた風見真樹君です」 「副会長か。朝ぶりだな。後ろの奴らはなんだ?」 とすかさず大声で聞き返す転校生
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