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それに答えたのが我らが会長、
「生徒会会長の葉山潤だ。この学園に入ったからにはこの俺に従え。」
とこの若干…いや、かなりの俺様発言には普通なら怒りを覚える。
が、背の低いチワワたちはうっとりと頬を染め会長を見つめている。
転校生は気にした様子なく
「お…、僕は風見真樹だ。よろしくな。」
と会長に敬語の欠片さえ使う気がない。
会長は唖然とした後
「気に入った。」
と呟き、転校生に口付けをした。
はじめから舌を捩じ込まれたため転校生は為す術もなく
「ふっ…んんっ…っめ…」
甘い声だけが漏れる。
「はい、ストップ。こんなとこで盛んないの~」
と会計は声と共に引き離すように2人を引っ張る。
転校生は顔を真っ赤にさせ
「いきなり…キ、キス、するなんて最低だ。」
と言い捨て走り去った。
唖然と見つめていた西沢と倉本は食堂の外へと駆けていく転校生に我に返り、急いで後を追う。
会長は転校生の去った方を見つめニヤリ、と人の悪い笑顔を浮かべる。
それも一瞬、いつものキリリとした表情に戻ると早足に生徒会専用の二階へと上がっていった。
他役員もその後を追う。
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