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「………?」
「銀座に 店を出すんだよ
……で、オープン記念だから、来てよ」
……と、招待状をくれた
前までは新宿にあった宝石店
とうとう銀座に進出したんだ……
「すっごいなーー……
小さい商店の息子が行っていいのか?」
「バーカ……大注目の輸入代理店だろ?日本経済を支える商社の御曹子だろ?
小さい立食も用意してるからさ、来てよ………なっ?」
…………きっちゃん
あんましイサワに期待しないでよ
オヤジが大風呂敷広げてるだけだからさーーー
きっちゃんと別れてから、駅へ行く
ちょうど俺が負傷した時刻を狙って
待つ………待つ………待つ………
はぁ~~……
今日も空振りだ…
諦めて、家路につく
「ただい……」
「省吾はクビだ!!
二度と俺の前に顔を見せんじゃねーぞ!
とっとと帰れ!」
玄関を開けた途端、オヤジの怒鳴り声が響いた……
うっわ……またかよ?!
俺とは逆で、血の気の多いオヤジと血の気多い省吾さんが衝突するのは、毎度のことで………
脳の血管が丈夫に作られているんだなぁ~~……と感心してしまう
こっちがヒヤヒヤしてんのに、次の日はケロッとして、仲良く仕事してたりする
毎度 のこと……と、わかっていても、今日もハラハラ……ドキドキ……
何が起きたんだよ……
胃が痛くなりそうだ
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