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「わかりましたよ……
………なら、社長の知らないところでこっそりやりますから……
気にしないでください
では、これにて……失礼します」
「省吾……今、何て………?
ちょっ…………オイッ……!!」
バタン
扉が閉まり……
敷き詰めの絨毯に靴音が吸収されながらも……
リズミカルに玄関に近寄る省吾さんの歩み
「よっ!!帰ってたのか?」
「またですか?」
「楽しそうだろ?」
「そうは見えませんが……?」
分厚い茶封筒を右手から左手に持ち替えて……
「崇……行くぞ?
早く荷物まとめろ……」
…………??
「はい?」
何がなんだか……?
明日は1限から授業だし……
どこに行くんだ?
………なぜか逆らえず、ボストンバッグに荷物を詰める
3日分の服って言ったよな……
大学行かせて貰えるのかな
……ったく省吾さんも省吾さんだよ
もっと穏やかに打ち合わせしてよ
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