第1話

3/108
前へ
/108ページ
次へ
ディスコ…… 招待券を渡し中に入る 東京モンより、地方出身の奴の方がなぜか東京に詳しい 色んな店を知っている いつも後ろからついて行くばかりだ 夏に海に行き、真っ黒に日焼けした残りなのか? 冬なのに、肌が黒い子が多い 葉山の別荘で夏は過ごすことが基本だが…… 海に行くのは、朝と夕方に海辺を散歩をするだけだしな 暑い昼間は部屋で読書が、普通の夏の生活だ 『日焼けしてるのは百姓の子供だけだ、崇は部屋から出るな』 ……って口の悪い省吾さんが言ってた なんだ……ここにいるのは、みんな百姓の子供なのか? なら、平川よかったじゃん!! 「井澤は彼女作らないの?」 ………唐突に平川から質問 んーー ……特に気になる子もいないしな…… 「別に……?肌が黒いのは苦手だな」 「イケイケな感じでいいけどなぁ」 イケイケは、特に求めてないよ なんだかんだでナンパに成功した平川 二人組の女の子……どっちも黒いから、時間が過ぎるのを待つだけ 帰りにお気に入りの方をお持ち帰りする平川…… 「じゃ…消えるから、そっちも楽しんでなー」 「おぅ……月曜日レポート提出だからな?」 「気分を薄めるなよ」 二人と別れ、別行動になった
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3881人が本棚に入れています
本棚に追加