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「あら、ホントだぁ~!
すごく美味しいですね~~」
ニコニコ笑う美和子さんが味わってる
「崇くん、早っ!
もう食べちゃったの~?
んじゃあ、慎吾抱っこしといてよ」
雑な扱い……
バケツリレーで慎吾くんが流れてきた
「キャキャ!」
元気だな……お前……
なぁ……慎吾くん……
スゴいんだよ?
ネギチャンに会えたんだよ!!
ちゃんとアドバイス通り、乾杯もしたよ?
そしたらさ……
美和子さんと上手く行きそうだったのに
君の恐ろしい両親が爆弾投げてきたんだよ?
どーよ?
で、今ね?
俺、もろに直撃を受けて
危篤状態なんだよ
次はどうしたらいいのか、先が真っ暗闇で……
俺の右腕
俺のブレイン
MR.シンゴマン
助けてくれよ
ニヤリ……
その目……
親子だな……そっくりだよ
デローン……
肩にヨダレを擦り付けられた
そ……それはアドバイスじゃないよな?
そこまでの勇気は、ちょっと……
「ご馳走さまでした
とっても美味しかったですぅ~~」
なんだよっ!
省吾さんにお礼を言う必要なんか……
…………?!
美和子さんが
カウンターの向こう側のオヤジに言っていた……
あ………
なんか……美和子さんっていいなぁ~
顔が緩んだ……
「気に入ったら、また来てよ!」
「はい、是非!
井澤さん、また食べに来ましょうよ!」
…………はい……?!
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