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……………？
ここは？………って………
「気づかれましたか？」
………さっきのおばちゃん……？
あれ？
おばちゃんじゃないじゃん
俺より若い？
「スミマセン……もしかして、ずっと付き添って下さったのですか？
……申し訳ありません
もう大丈夫ですので……
ご迷惑をお掛けしました……」
軽い目眩を感じながら、半分起き上がる
「そうですか……
お大事にしてください
こちらに記入して看護婦さんに渡してください
……では、私はこれで……」
彼女は、丁寧に頭を下げて
ネギの入ったスーパーの袋を掴んで出て行った……
彼女が伝えてくれたのか……すぐに医者が来て、軽く診察を終えたら、次は刑事……
「井澤 崇さん……ですね？
大変でしたね…
彼は詐欺で指名手配されていて、先程の女性が見つけて交番に駆け込んで来たんですよ
申し訳ありませんが、取り逃がしまして……
財布は……たぶん、戻らないと思いますが、被害届は出して頂けますか？」
気づかなかった
………俺、財布盗まれたんだ
窓の外は、もう暗い
さっきの人……家までの道が暗くなきゃいいけど………あれ？
暗い……………？
………………？！
…………！！
「あーー！！今、何時ですか？！」
「19時過ぎたところですが……」
ヤバイ………
見合いは17時だった………
真っ青になった
どうしよう………
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