第8章 もしもつけられていたら

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ーーーー・ーーーー・ーーーー 「ぎりぎり間に合いましたね……。 早く運ばないと。」 まだ幹部の分のお膳を運んでいないので急がなくては 盛り付けをしながら隊士たちにお膳を渡していたのでほとんどの隊士がすでに席についている あとは幹部のお膳を配れば食べ始められるのだろう 「すみません、遅れました。」 広間へ行くとやはりすでに全員集まっていた 幹部のお膳が来るのを待っていた様子 お膳はまだ台所に残っているから早く運ばないと 「ああ、そんなに慌てなくてよかったのに。」 私が4つのお膳を一度に持って来たためみんなを驚かせてしまったようだ 言いながら永倉さんがお膳を受け取ってくれた 「すみません、すぐに残りも持ってきますね。」 もう一度謝ってから部屋を出ようとする すると席から立ち上がった烝さんがこちらに歩いてきた 「俺も手伝いますよ。」 「ありがとうございます……!」 烝さん、ありがたいです…。 心の中で再びお礼を言いながら台所へと足を進めた烝さんを追った
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