第8章 もしもつけられていたら

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ーーーー・ーーーー・ーーーー 夜になり烝さんに今日のことを話した 「そうなんですか、それはよかったですね。」 「はあ……別に退屈なんかしてませんし気晴らしも必要ないんですけど。」 「まあいいじゃないですか。 せっかく許可をもらったんだし行ってくれば。」 「……そうですね。」 いや副長はいってこいって…。 私土方副長に命令されましたけど……? まあ確かにしばらく出ていませんし探索でもしましょうか。 だがひとつ引っかかることが あれだけ私を間者扱いして買い出しにすら出さなかった土方副長が私に出かけてこい……? 絶対に何かある 「もう寝ましょうか。」 「はい、そうですね。」 まあもし何かあったとしても私に支障はないだろう もともと間者ではないし怪しい行動をしているつもりもない それならせっかくの休みを有意義に使うべきだ 私が返事をすると烝さんはろうそくの明かりを消す 部屋が暗くなったところで月明かりだけを頼りに布団に入った
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