第8章 もしもつけられていたら

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初めに動いた男がクナイを手に斬りかかる 女だからと少なからず見くびっているのだろう 大きくはないが隙があいている場所を見つけた 斬りかかってくるのをひらりと交わしその人の後ろに回って手刀を入れる 「うっ…。」 技を鍛えられてから大分刻がすぎたはずなのだがまだ衰えてはいないようだ 意識がないのを確認しているとその後ろにいた2人の男も斬りかかってくる 私が1人のクナイを受けるともう1人は私の後ろに回った するとそのまま2人が同時に斬りかかってくるのでとっさにかがんで避けた 二人の忍はお互いにクナイを止め切れずに相打ち なんとなく予想はしていたが相討ち……ではなく相打ちになったようだ 「ちょっと、女子相手に2人ってどういうことですか。」 言い終わる頃には2人とも意識は事切れていた 念のため確認をするがやはり気を失っているようだ 私の方は終わりましたね 後ろの二人はどうなっただろうかと振り返るとそこにはすでに気を失った忍ともう一人 どうやら彼がこの忍達の頭だったようだ
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