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嘘でしょう…。
「起きているやつ、全員強制参加なー!」
やっぱり私もですか…。
周りを見渡すと起きていたのは斎藤さん、藤堂さん、原田さん、永倉さん、沖田さん、野口さんに烝さんと私の7人がいた。
「あれ、野口さん。
芹沢さんと一緒に出かけたのではなかったんですか?」
「ああ、俺はちょっとね…。」
「野口さんは花街が苦手なようですよ。」
わ、烝さん。
びっくりしました…。
「そうなんですか?」
「はい…。」
「へぇ、そうだったんですね。」
「1杯目ー!」
ああ、なんで私がこんなことを…。
「2杯目ー!」
「雛、酒に強いんだな。」
私が原田さん達から少し離れていると、斎藤さんがこちらに来た。
「斎藤さんもお強いんですね。」
「まあ、少しな…。」
原田さんたちを見やると、斎藤さんは小さくため息をつく。
原田さんたちは次のお酒を注いで周っていた。
「いつまでやるつもりだろうか。」
「本当、全員倒れるまで続くのでしょうね。」
「ああ、そろそろ寝たふりでもしておくか。」
お、それは名案ですね。
もちろん私がそんなことをするわけにはいきませんけど。
「ふふ。それでは私があちらに行きますから、寝たふりをしておいてください。
うまく言っておきます。」
「悪いな。」
「いえ、まったく気にしなくていいですよ。」
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