第7章 空白の二年間

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「あ、雛!昼餉食ってないだろ!? 大丈夫なのか?何か食った方が…。 あれ、総司?どうしたんだ?」 「何もありませんよ、ねぇ雛さん。」 いやいやそんなことを言われても…。 でもなんか目がそう言えっておっしゃていますね。 面倒だしここは合わせておく方が…。 「雛ちゃん困ってるだろ、いい加減やめろよ。」 うわ、また話を返されました。 まさか救世主に墓穴を掘られるとは…。 「はっ、そんなんだとすぐに騙されますよ。 女はすぐにいい気になって思い上がるんですから。」 こ、これは…。 ちょっと空気悪くなってません? いやこのまま行くと明らかにまずいですよね。 「っ、そんな言い方…!」 どう考えてもまずいです……! 「すみません!」 「「……………は?」」 二人は私の謝罪を聞くと意味がわからないとでも言いたそうな顔をして聞き返した
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