第7章 空白の二年間

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とりあえず収めてもらおうと謝ることにした 一応原因である私が謝れば止まるかもと思ったからだ 「「なんで君が謝るのさ。 なんで雛ちゃんが謝るのさ。」」 おぉ、息ぴったりですね。 さすが噂に聞く仲良しさん 藤堂さんはいつも原田さんと永倉さんといるようだが歳が近い沖田さんともとても仲がいいと聞いた 「ふふ、二人は声がそろうほどに仲がいいのに私のせいで仲違いさせるわけにはいきません。」 「雛ちゃん…。」 二人に落ち着いてもらえるよういつもよりゆっくりと話しを始めた 眉を寄せている二人ににっこりと笑って見せてから続ける 「それに私は信じてもらおう とは思っていませんから、信じるかどうかはお任せします。 だからケンカだけはやめてくださいね。 幹部がケンカをすると隊士が困ってしまいますし。」 ああ、本当面倒ですね。 こんなことになるなら誰も私のことなんか信じなくていいのに。
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