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カズマがひどく慌てた表情になる
カズマ「それは本当か?」
ミナ「あぁ、出血で流れた血の分を輸血する過程で出た余りとカズマの血液から検査した結果だ」
カズマ「しかし、ならばなぜ女性になる…そのまま複製したわけではないのか?だとすればなぜそのようにする必要がある?」
ミナ「おっおい!?」
カズマは近くにあったノートパソコンを広げる、すぐに画面が映る
カズマ「このデータがあっていればいいが」
体のいたるところにダメージがありながらその入力の速さは衰えていない
カズマ「つつっ!!まだ痛むなぁ」
キリカ「はい没収」
カズマ「もうおそい」
タンっ!!という音が響いた
ミナ「どれどれ…!?」
ミナがびっくりした目でみる
カズマ「違うところはこの部分だな?」
ミナ「あ…あぁ」
違う部分だけを切り抜き、表示していた
違うのは
性別・容姿・光彩色・運動能力の四つだった
カズマ「この調整は明らかに人為的なものだ」
キリカ「ということは…」
カズマ「アキ・マイ・ルナ・アキナも同じだろう」
既にDNAコピーだとわかっているのは小日向アキと三谷アキナの二人だけである
キリカ「マイとルナは一体誰のDNAコピーなんだろう?」
ミナ「伝えるのか?」
カズマ「時が来るまで待とう」
キリカ「伝えないの?」
梓「時と場合を考えなさい」
アリウス「そうだな…まだ誰のクローンかもわからない状態でそれを言ってもどうしようもない」
カズマ「その通りだが…だとすれば私は何者なのだ?と聞きたいかなアリウスさん?」
アリウス「そうだな」
カズマ「あなたはあなただ、以上」
アリウス「短かっ!!」
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