宇宙へ

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翼「宇宙に出る?」 カズマ「あぁ」 翼とカズマはテレビ電話中である カズマ「おそらく、敵は宇宙にも展開していると思われるからな」 翼「しかし、行き方はどうする?」 カズマ「問題ない、自分の作った艦で行く」 翼「あんな大きなもので行けるのか?」 カズマは平然と答えた カズマ「行けるさ、こちらでの敵のおおよその展開データを添付しておく」 翼「わかった、無茶はするな」 カズマ「多少の無茶はしなくちゃね」 翼「…」 翼が無言で睨む カズマ「必ず帰ってくる」 翼「あぁ」 そのまま通信をきった カズマ「さて」 カズマが後ろに振り返る キリカ「いつから気付いていたの?」 キリカが後ろにいたのは話の半ばである カズマ「割と最初からさ」 キリカ「そう」 キリカが俯く キリカ「私も行かなくちゃだめ?」 カズマ「うん」」 げぇ…という表情になるキリカにカズマは告げた カズマ「宇宙はいいぞ?無数の星々を一番近いところから見れる、まさに特等席だ」 レイナ「私には特に指令がないのは何故?」 カズマ「損傷がひどいだろ」 カズマはモニターを表示する、そこにはレイナの疑似シンフォギアの被弾係数が表示されていた カズマ「全体の65%にダメージがある、このままで戦うというのか?」 レイナ「それは!!私が上手く使えないからだよ!!」 カズマ「違う」 レイナ「違わない!!」 カズマがたまらず怒鳴る カズマ「違う!!」 レイナ「つっ!?」 カズマ「もともと、レイナはサポートが得意なんだろ?だったらそれを頑張るんだ、無理に実戦を行う必要はない」 レイナ「でもっ!!」 カズマ「傷つけることだけが戦うことではない!!」 レイナ「っ!!」 カズマ「みんなの帰るところを守ること、それもまた戦うことなんだよ」 そう言ってカズマはレイナからブレスレットを奪う…疑似シンフォギアのブレスレットを
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