ファーストシーズン

宇宙へ

奏「おいおい大丈夫かよ」
カズマ「笑いすぎてつっただけだよ心配しないで」

カズマはひきつった笑いで答える

キリカ「でも、間に合うかな」
カズマ「間に合うさ」

カズマはあの後でSEEDの再投与を行った、ただし今度は効果に時間がかかる、それの効果開始時間が間に合うか心配しているのだ

レイナ「ならいいけど…」
アリウス「だが、敵は何故宇宙にいる?」
カズマ「ジェネシスだよ」
アリウス「まさか…敵の狙いは最初から!?」
キリカ「地球…なの?」
カズマ「シンフォギア奏者を纏めて殲滅、ついでに世界そのものを一気に我が物にする気なんだろうな」

全員が息をのむ

カズマ「だが、まだ希望はある」
キリカ「うん」
レイナ「狂わせた私たちがその責任を」
梓「最後まで、果たすこと」
アリウス「それこそが…私たちの贖罪」

その場にいる者たちがうなずいた

カズマ「行こう、この世界で生きるために」

カズマがジェネシスの遠距離望遠画像をモニターに表示する

カズマ「ジェネシスは核エネルギーを使用した巨大なガンマ線レーザー砲だ」

モニターには詳細が表示されている

二次反射ミラーを備えた円盤状の本体と、尖塔状の一次反射ミラーで構成

起動時にはミラージュコロイドを解除、PS装甲を展開

通常PS装甲はビームなど高エネルギー兵器にはほぼ無力、ジェネシスはその超広大な装甲面積によりエネルギー許容量が疑似シンフォギアのそれより遥かに高いためラミネート装甲のようにエネルギーを拡散･無効化することができるため陽電子砲ですら破壊は不可能

ミラージュコロイド、PS装甲、核動力など現在最高レベルの軍事技術の結晶とも呼べる兵器

ガンマ線は非常に透過性の高い放射線かつ非常に高エネルギーの電磁波のため、ジェネシスほど高出力のレーザーの場合は核シェルターなどでも事実上防御不能

なお、ガンマ線は不可視光線であるためジェネシスのレーザーそのものを目視することは出来ないが、レーザーのエネルギーによって超高温に加熱された星間ガスやスペースデブリが発光することで「光の渦」としてレーザーが見える

アリウス「破壊は困難なのか?」
カズマ「方法はある」