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「ソレイド」
一人の黒いローブの者が、謎の言葉を発した瞬間、地面から、ものすごい勢いで鋭い氷の柱が出現した。
「うわっ! あぶね!!」
青年は、紙一重で、避けるものの、青年が手にした何かは、地面に落ちていた。
地面に落ちた物は、剣だった。それにしても、綺麗な青い輝きを放つ鞘をしている。
「騙された。このつるぎを、隣町まで運べば、50000J(ジュエル)貰えるって言われ……」
青年の言葉と、ほぼ同時のタイミングに、また、氷の柱が、現れる。明らかに、この青年は、狙われている。
「それにしても、さっきから、なんなんだ! 氷の柱が、次々と、あ……これは……。夢か!!」
手を叩き、一人納得した青年の足元から、氷の柱が現れ、右頬をかする。
「いてぇぇ!」
鋭い氷の柱は、青年の頬を微かにかすり、青年は、あわててほっぺを抑えた。
微量の血が滴り落ち、青年の表情は、現実を受け止めてた。
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