古事記(おおたたねこ)

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このオオタタネコという人が神の子だといえる理由の話をする。 この人の祖先には、タマヨリビメ(玉依毘売)という容姿端麗な女がいたという。 その女には、世にも珍しいファッションをしたイケメンな彼氏がいたそうだ。 男は夜中になると、女のもとに来てイチャイチャするという生活(聟入)をしているうちに、 それほど月日も経っていないのに女が妊娠してしまった。 そしてお腹が大きくなってきた頃、 それまで(文化的に)放任していた両親が娘の妊娠に気づき、 娘に「お前、なんで妊娠してんだ?相手もいないのに?」と訊くと、 娘は「名前は知らないんだけどぉ、超マジイケメンが来てて~、一緒に住んでたら出来ちゃった系な~」と言う。 それを聞いて、両親は相手の男がどこの誰なのかを突き止めようと思い、 娘に「妖怪かもしれないから、    魔除けの赤土を部屋の前の床にぶちまけて、    麻糸(魔除け)を付けた針を服の裾に刺しなさい」と教えた。
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