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トラックが止まる感覚がする。
「着いたようだな。」
ウィードはそう呟き、立ち上がった。私や他の兵もあとに続いた。
そこは、高速道路でも高い場所にあった。下には数えきれない程の我々の仲間や旧人類が戦っているのがわかる。
「さっ、俺達も加戦するか。」
2丁拳銃を構えるウィード。
私も自分のサブマシンガンを肩にかけて応える。
「ヘマはするなよ。」
「わかってるさ。」
私とウィードは、同時に走りだし、そして同時にその道から飛び降りた。
すぐ下の道路にいた旧人類がこちらを見る。
「来たぞ!例の鬼神と若い司令官だ!!」
若い司令官は私の事だ。つまり鬼神はウィードの事だろう。
そんな事なんてお構い無しにウィードは的確にそいつの頭に銃弾をぶちこむ。
私は他の敵兵が構えるよりも先に敵兵の腕をなくしてやった。
痛そうに悶えているが、だからどうした。
お前達がやってきた事と同じ事だ。
「先に進むぞ。」
周りの敵兵全てが倒れてからウィードが言う。私は頷き、彼と共に先へ進んだ。
宛はある。数千メートル先にあるもうひとつの高速道路の入口に相手は陣取りをしているはずだ!!
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