始まりの朝

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キッチンに降りる前に国内有数の実業家だった両親が地下に作ったワインセラーから葡萄酒を一瓶出して持って行く 誰もいない広々としたキッチンでグラスにワインを注ぎ戸棚からパンを出し軽く焼き、果物と野菜を適当に見繕って食卓に並べ簡単な朝食にした 食べ終わって部屋に戻り普段着に着替え、高校に行く支度をし前日に用意しておいた鞄と携帯を手にする (今から行けば結構早めに尽きそうですね) そう思いながら鞄を背負い携帯をズボンのポケットに突っ込み家を後にした
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