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「すみません、ベラベラと喋り過ぎてしまいました」
少年はコホンと咳込み、軽く頭を下げる
「いえ、気にしないでください」
「そういえば自己紹介がまだでしたね、僕はアントって言います。地球出身の高校生です」
「私はARIAカンパニーのアイです。半人前のウンディーネですがよろしくお願いします」
「そして、こっちがアリア社長・・」
「Zzz」
とアリア社長の紹介を始めようとしたが、アリア社長は熟睡していた
まあこんなに陽気で気持ちの良い天気なのだから無理もない
「火星(アクア)猫ですよね。水先案内業界では蒼い瞳をした火星猫を社長にするというのを聞いたことがあります」
「よくご存知ですね。その通りです!」
※ちなみに地球猫に比べて、火星猫の方が賢い(人間の言葉がわかる等)らしいです
「あの、アイさん。一つ質問しても言いですか?」
「へぇ!?何ですか」
急に改まって言われたので思わず驚いてしまう
「アイさんはどうしてウンディーネなろうと思ったんですか?」
そうですねぇと呟き私はこう答える
「実は私、最初はネオ・ヴェネツィアがあまり好きではなかったんです」
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