第2章 ~その終わりのない夢は~

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「素敵な先輩方や友達に恵まれ、毎日充実した日々を送っていた。でも、いつかはその日常も終わりを告げる。いつかは私たちも後輩を指導するようになり、先輩方は引退してしまう。そんないつかは変わってしまう日常がすごく怖かったし、不安だった。あの頃の私は、未来を恐れていた。今の明日香ちゃんのようにね」 「でもね、将来のことで悩んだり、迷ったりできるってのは本当はとても素敵なことなんだよ」 「素敵なこと・・ですか?」 私にはよくわからなかったが 灯里さんは笑顔を崩さないまま話しを続ける
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