第2章 ~その終わりのない夢は~

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「うん、だって悩めるってことはそれは今の自分に満足できていないってことだよ。それはつまりもっと自分を成長させるチャンスでもあるわけだよ」 「明日香ちゃんは会社をクビになってしまった。でも、それは夢への挫折じゃない。また新たな夢へのスタート地点でもあるわけだよ」 「今は悩んだり、迷っても大丈夫。慌てる必要もないんだよ。明日香ちゃん自身が自分のペースでゆっくりと真っ白な未来を自由に描いていけばそれでいい。だってこれは明日香ちゃんにしか描くことの出来ない明日香ちゃん自身の未来なんだから・・」 「・・灯里さん」 どうしてだろう 現状は何も変わっていないのに不思議と清々しい気持ちだった 私は自分の将来に不安を感じていた でも、それは私だけではない みんな同じだったんだ 「ありがとうございます灯里さん!なんだか楽になりました。私、もう一度出直してきます」 「うん!頑張って明日香ちゃん!」 焦る必要はない 自分のペースで突き進めばいい ・・一歩 ・・一歩 ・・自分の足で
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