第3章 ~その素敵な過去に~ アイ編

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これは私がまだシングルに昇格する前、ペアだった頃のお話 当時は朝美さんやアオイ先輩とは出会っていなかったためアリア社長と二人で練習していました まだ右の左もわからなかった私に灯里さんはいつも優しくしていただき、毎日充実した日々を送れていました しかし、そんな私にもある悩みがありました それは私はARIAカンパニーのお役に立てているのかということ 私は地元民でもなければ、舟漕ぎの経験者でもありません 灯里さんのようなウンディーネになりたい ただそれだけを夢見てここまでやってきたわけで 当然知識もなければ、技術もないわけです 私はARIAカンパニーのお役に立てているのだろうか? そう考えるようになりました あの頃の私はとにかく焦っていました 少しでも早く灯里さんのような素敵なウンディーネにならなきゃって・・
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