第3章 ~その素敵な過去に~ アイ編

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~~~ 「はぁ~」 思わずため息がでる 気分とは裏腹に今日は雲一つない青空が広がっていた まだまだ冷え込むが今日はある程度暖かくなりそうだ こんな気持ちの良い天気なのにどうして気持ちが晴れないのだろうか いや、本当は自分でもわかっている 私には大きな悩みがあった それは私はアイちゃんにとって良い先輩になれているのかということ 今まではアリシアさんという素晴らしい先輩を目標に努力をしてきた しかし今はアイちゃんにとっての先輩が私であり、私はアイちゃんのお手本になれているのか不安だった アイちゃんはいつも一生懸命で真っ直ぐに私にぶつかってきれる 私はアイちゃんの期待に応えることが出来るのだろうか・・ 「だ~れだ?」 急に目の前が暗くなった というより誰かに目隠しされた 「はひっ!?誰ですか!?いきなり目隠しなんかして」 「うふふっ」 「その声は・・もしかして・・」
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