第3章 ~その素敵な過去に~ アイ編

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現在アリシアさんとサン・マルコ広場でランチタイム中 私たちはアリシアさんが作ってきたお弁当を食べていた お弁当の中身はサンドイッチだった パン生地に挟まれた新鮮なレタスとほのかなマスタードの香りが食欲を誘う 「アリシアさん、これとても美味しいですよ」 「それはよかった・・ところで灯里ちゃん、何か悩み事があるんじゃないの?」 「えっ・・わかるんですか?」 「わかるわ。だって灯里ちゃんとは長い付き合いだもの」 うふふっとアリシアさんは笑う さすがはアリシアさんだ やっぱりこの人にはかなわないなあ 「はい・・あの私はアイちゃんにとっての素敵な先輩になれているのでしょうか?」
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