第3章 ~その素敵な過去に~ アイ編

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「アイちゃんも舟漕ぐの上手になったわね」 「あ、ありがとうございます」 今私はアリシアさんを舟に乗せている 考えてみたらアリシアさんを私の舟に乗せたのは初めてだ だからだろうか 私は今、ものすごく緊張している 「そういえばアイちゃんこうやってゆっくりお話するのは初めてよね。どう?ウンディーネの生活には慣れた?」 「はい、毎日勉強させてもらってます!」 「・・ねぇアイちゃん?もしかして緊張してる?」 「えっ!?・・はい、まあ」 あらあらアリシアさんが呟く アリシアさんといえば灯里さんの上司 私にとって先輩の先輩にあたる人なわけで いくらアリシアさんのような優しい先輩でもやはり緊張するものなんです
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