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「灯里さん、ただいま~」
「お帰りなさい、アイちゃん」
「灯里さん、今日私アリシアさんに会ったんです。改めて思ったんですがアリシアさんって素敵な方ですよね。私アリシアさんにとっても大切なことを教わりました」
「そうだったの?実は私も今日アリシアさんに会ったんだよ。今日はアリシアさんといろいろお話出来て本当良かったなぁ」
「アリシアさんとどんなお話されたんですか?」
「うふふ、内緒」
「えぇ~」
結局、灯里さんとアリシアさんがどんなお話をされたのかはわかりませんでした
だけどそのときの灯里さんの笑顔は最近見せる堅くて無理矢理な笑顔ではなく、暖かくて優しい素敵な笑顔だったことは覚えています
私はまだまだ未熟者です
でも、それってとても素敵なことなんですね
自分がまだまだだって思えることは
もっと自分を成長させることが出来るわけですから
だからいつかはなりたいって思ってます
他の誰でもない私らしい素敵な一人前のウンディーネに・・
第3章 ~終わり~
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