第4章 その素敵な写真家さんは

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「どの観光名所も私はよく知っているのですが、ウンディーネの舟には一度も乗ったことがなかったんです。だから、一度は乗ってみたいと思ったことが最初のキッカケでした」 「ただ、地元の友人には不思議がられましたよ。まあ地元民でウンディーネの舟に乗る人は普通いませんから」 アスターさんは軽く笑いながら話す 「すっごいわかります!でも、舟に乗るのもタダじゃないですからね。私も小さい頃に何度も勝手に舟に乗ろうとして何度親に怒られたことか・・」 「へぇ~、そんなことがあったんですね」 確かに地元の人間が地元の観光案内をする舟に乗るなんてことは普通はありえない だけど、観光案内を抜きにしても乗ってみたいという人たちがいるということは、それだけウンディーネが魅力的だということなのだろう 「でも、今は乗り続けているんですよね?それは何故なんですか?」 アオイ先輩が更に質問をする
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