第4章 その素敵な写真家さんは

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「皆さん、この写真を御覧になって頂けますか?」 移動中に私たちはあるもの見せて貰った 「うわ~素敵な写真がいっぱいですねぇ~。アスターさんっていっぱい写真を撮られるんですねぇ~」 「そりゃそーですよ!それを仕事にしている人なんですから」 マイペースなアオイ先輩に朝美さんがツッコミを入れる 「そうですねえ・・確かに仕事と言えば仕事なんですが、何というか写真を撮ることは私の生き甲斐なんです。自分の撮った写真で誰かに喜んで貰える瞬間が一番嬉しいんです」 アスターさんが微笑みながら答える 仕事が生き甲斐かぁ 何だか素敵だ 「あれ?この4枚の写真全部同じ場所ですよね。」 朝美さんがあることに気づく この4枚の写真 全部同じ場所ではあるものの、その背景には春、夏、秋、冬の季節の色で染められている 同じ場所の同じ風景のはずなのにそこには時間の経過や季節の流れが感じられた こういった写真が撮れるのも地元民ならではなのだろう
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