第4章 その素敵な写真家さんは

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「「「えっ!?」」」 三人とも思わず硬直する 「実はこの場所は私の家の近所なんです。確かにここは観光名所でもありませんし、プリマウンディーネの方でも知っている人はほとんどいないでしょう。でも、この近くに住む方にはそれなり知られている場所なんです」 「そういえばアスターさんってサン・マルコ広場周辺に住んでいるんだっけ・・」 「まあそれは仕方ないよねぇ」 結局私が案内した場所は全て、アスターさんは知っていた 自分にしか知らない場所を案内することが目標だったから少し残念ではあるけれど 自分の未熟さを思い知ったし、人に自分の素敵を伝えるという楽しさも知った まあこれはこれで良い経験が出来たのかも知れない
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