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こうやってヤキモチだって妬かなきゃいけないし、会いたいのを我慢しなきゃいけないしさ。
わたしだって色々精神的に忙しいんだから、もうちょっとだけ優しくしてくれてもいいんじゃないかと思うよ、はるきち…。
一人で勝手にいじいじしながら、再び下校放送の原稿を手に取る。
ふと、原稿の中に野球部の甲子園予選についての項目を見つけ、わたしはその文章を目で追った。
もうすぐ始まる夏の甲子園予選において、会場での応援を呼びかける内容だ。
…先生、また忙しくなるなあ…。
放送部から野球部に移った春山先生は、平日だけでなく土日も、かなりの時間を部活動に取られていた。
さらに、夏は練習時間が延びるので、どうしても疲れが溜まってしまう。
そんな時は身体が心配なので、わたしが出来るだけ夕飯を作りに行ってあげるようにしていた。
疲れていても弱音を吐かずに頑張ってしまう人だから、無理しすぎないように、ちゃんとわたしが目を光らせておかないとね。
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