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呼韓邪単于に迎えられ、彼の正妻や他の妻達にも迎えられた王昭君は、名前を寧胡閼氏(ネイコエンシ)と匈奴の名前に変えた。閼氏(エンシ)とは、匈奴の言葉で妻を意味する。ここに、漢名・王昭君。匈奴名・寧胡閼氏が誕生した。
広々とした草原では、馬を乗りこなせる事も重要事項で、王昭君は、馬に乗る手解きを受けた。おそらく、他の女性達では手解き以前に拒否をしていただろう。
しかし、王昭君は好奇心旺盛な活発な女性だった。恐れもせずに馬に乗る事に挑戦する。元々、自ら色々と動きたがる性格が幸いして、みるみるうちに上達していった。
後宮で閉じ籠ったまま一生を終えるより、広大な草原を馬に乗って駆け回る生活の方が、性に合っていたのだろう。直ぐに匈奴での生活に馴染んだ。
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