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そんなわけで、王昭君はその住まいに復株累単于が来る事を望んだ。復株累単于はその条件を飲んで、王昭君を妻とした。
さて、この後、王昭君は、復株累単于との間に数人の子を持つ事になった。
この事実から察するに、王昭君は復株累単于の妻になった事を嫌がっていなかったと思われる。嫌々結婚したのなら、数人も子が出来るとは思えないからだ。仲睦まじいからこそ、子が出来たのではないだろうか。
さて、その後の王昭君だが、実家にいた年の離れた弟が皇帝の計らいで、匈奴の使節として度々会いに来ていた。幸せそうだった、という評もあるようなので、結構快適に余生を送れたようである。
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