薫の怒り

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薫「………」 薫はあらあらしい表紙、雰囲気は阿修羅のように殺気がすごい。 風夜「…薫…無事でよかった…」 風夜の声はもう風前の灯のような感じだった。風夜のところまでかけよると「大丈夫だよ」と声をかけ壇上にいる旭に叫んだ。 薫「よくも……」 「あ?なんだよ!転校生!!!」 「ザコがいきがってんじゃねぇよ!!!」 周りの奴らが騒ぎたてるが薫は無視…いや聞こえていない。 「聞いてんのかー!」 無視されていると思い殴りかかってくる舎弟。数時間まえの薫には当たっていたこのパンチも今は当たらなく、それどころかカウンターをくらわせる。 「よくもやりやがったな!」 薫「黙れよ!!」 薫は怒っている。誰が見てもビビりそうな殺気をはなつ。薫はゆっくりネクタイをゆるめワイシャツのボタンを2個外す。 薫「俺のダチに何してくれてんだ!!!」 大人しく真面目な薫からは想像出来ないほどの声。 「あいつキレてね」 「うぜーからやっちまうべ」 二人殴りかかってくる。薫は二つの拳を受け止め、急所に的確に拳をぶつける薫。 薫「おりてこいよ!お山の大将よぉー!」 やっと反応する旭。 旭「俺とやろうってのか?一年坊!」 エンペラー幹部のオーラを放つ余程腹が立ったのであろう。 薫「ザコ相手じゃ話にならん!風夜の仇とらねぇときがすまねぇんだよ!」 「てめーなにほざいてんだ!」 「エンペラーの幹部に」 「転校生はバカなんだな」 薫に罵声しか浴びせることしかできない外野。 薫「エンペラー?しらねぇな!」 旭「お前らさがれ俺がやる」 薫「そうじゃねぇとな」 二人は体育館で向かい合うように立つ。 旭「一瞬で終わらせてやるぜ!」 薫「上等!!!」 二人はゆっくり戦う体制をとった。
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