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なんで白哉先輩と仲良くなったんだっけ?
委員会を通じてだったんだけど、どうやら僕のことを気に入ってくれたみたいだ。
嬉しいけど変なことされるのは恥ずかしいなぁ…
それから僕達はもくもくと作業を行い、気づけばあっという間にお昼になっていた。
「 よぉ!浩太郎!晴都!」
突然屋台の外から声をかけられ、ビクッと肩が上がる。
「 …なんだ、うるさいぞハナゲ。」
元気良く声をかけてきたのは、花屋敷 透(ハナヤシキ トオル)。
透くんは僕の仲のいいクラスメートの1人で、コタと僕と3人で行動することが多い。
けれどサッカー部に所属していて毎日かなり忙しそうだ。
「 んもぉ!ハナゲはやめてって言っただろ浩太郎ぉ」
「 じゃあ鼻血。」
「 下品さは緩和されたな!それでいいぞ!」
…いいんだ。
透くんは所謂ちょっとおバカ。
でもそんなところが僕は好きで、毎日笑わせてくれて楽しい。
「透くん、今日部活だったの?」
「 おうよ!青春の汗を流してきたぜ!今日は午前中だけだったから午後から屋台作りやろうと思ってさ。」
ニカっと歯を見せて笑う透くん。
頼もしい!
「 そうか、だったらあとはよろしく頼んだ。」
そう言いながら立ち上がるコタ。
「 えぇぇぇっ!そこはみんなで頑張るとこでしょっ!」
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