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そしてご飯を食べてからまた屋台作りを開始し、結局16時ごろまで僕達は頑張った。
透くんは塗り方が雑すぎてコタに怒られてたけど。
「 やぁっと終わった~!夕方でもやっぱり暑いのなぁー。」
バタっと透くんが地面に倒れこんだ。
「 この調子なら来週までには終わるな。あとは飾りか。」
「 明日とかみんな来てくれるのかなぁ」
「 来なかったら当日の店当番は全て任せる。」
恨みのこもった目でコタがそう言うもんだからクラスのみんなに明日は出てくださいって連絡網を回したくなった。
「 あ、夕飯どーする?また食堂行く?」
カバっと起き上がる透くん。
そんなに時間は経ってないがお腹が空いたんだろう。
「 俺は家に飯ないし、シャワー浴びたら食堂行く。晴都は?」
「 うーん、おばあちゃんが送ってくれた冷凍ご飯があるから家でそれ食べようかなぁ。」
「 そっかそっか!じゃあ浩太郎、シャワー浴びたら一緒に食堂行こうぜっ!」
「 鼻血と2人か…お前なるべく息するなよ。」
コタが嫌そうに言い放つ。
「 そこはせめて喋るなよ、だろ!」
透くん…無下に扱われてること自体は批難しないんだ。
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