勘違いと保健委員のお仕事

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「 んー、はい。出来たぁ~」 そう言われたので目を開けると、パシャっと音がした。 「 え、い、今写真撮りました!?」 「 うん。可愛いから記念~」 「 えぇっ、ていうかどんな状態なんですか僕っ」 白哉先輩は今撮ったばかりの僕の写真を見せてくれた。 僕はどうやら前髪とトップを可愛い黄色いボンボリの付いたゴムで縛られたみたいだ。 「 横のクルんってなったところそのままだからさー、なんかヒヨコみたいで可愛いよ~」 「 可愛くないですよぉ!ていうか写真半目じゃないですか僕っ!」 気持ち悪過ぎて泣けてくる。 でも髪はせっかく縛ってくれたので外そうとは思わなかった。 「 どうか写真消してくださいぃ。」 「 えー、じゃあー。一緒に写真撮って?」 そんな甘い声で甘いマスクで言われてもっ… 「 わ、かりました…」 さっきから恥ずかしすぎてタコになりそう。
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