1071人が本棚に入れています
本棚に追加
/358ページ
写真はもはや諦めて、好きにしてもらうことにした。
ご飯を食べ終わり時計を見ると9時近く。
「 あ、そういえば僕を部屋に呼んだ理由って他になんかあったんじゃないですか?」
結局先輩には僕の家に来てもらっちゃったけど、久しぶりだからという理由以外に何かやって欲しいこととかあったんじゃないかと僕は勝手に推測していた。
「 あ~、そうなのー。ちょっとやって欲しいことがあったんだよねェ。」
やっぱり。
先輩ってフラフラしてるように見えて仕事は人一倍しっかりするんだよなぁ。
そしてあんまり人のことを頼らないから心配になる。
「 なんですか?ごめんなさい僕寝ちゃって遅くなったけど、先輩が眠くなかったら今からでもやります。」
「 ほんとー?助かる~。じゃあ部屋まで来てもらいたいんだけど~」
「 もちろんです。準備するんでちょっと待っててください!」
先輩が頼ってくれたのが僕で嬉しい。
自然と足早になり、急いで食器を片付けたり歯を磨く。
心なしかうきうきしてる自分がいてちょっと笑えた。
最初のコメントを投稿しよう!