僕の学校と僕の友達

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「 早く出てってもらえませんか出来ればこの国から。作業の邪魔です。」 「 うーん。それは出来ないけどー、ハルちゃんの上からはどいてあげる~。」 「 ふぅ。」 助かった。 コタじゃない誰かに見られてたら恥ずかしくって死んじゃう。 僕はかなりの恥ずかしがり屋で、すぐ顔が赤くなってしまう。 起き上がってパタパタと手で顔を仰いだ。 「 ていうか何してんすか変態先輩。まさか夏祭り準備?」 コタが怪訝な顔で先輩に問う。 いつもフラフラ~っとしてる先輩が夏休み返上で活動するとは思わなかったんだろう。 「 うーん、これでも生徒会だし~、うちの会長うるさいんだよねー。」 コタの変態先輩発言は無視して、殴られたであろう頭をかきながら先輩が答えた。 白哉先輩は生徒会会計と、僕が所属している保健委員の委員長だったりする。 なんで役職が2個もあるのかというと、みんな委員会に入りたがらず人がいなかったからだそうだ。 白哉先輩と会長さんは同じクラス。 会長さんとは直接お話をしたことがないがかっこ良くてファンがたくさんいる。 そう、ファンが。 …おかしいと思わないです? 男子校でファン? それがこの学校のおかしなところなんです。
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